<海を渡った移民ソング>
桃源郷へ 〜ハワイ生まれの日本民謡「ホレホレ節」
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マウイ島 砂糖きび耕地の労働者 (1912年R.J.ベーカー撮影)
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明治・大正期、広島、山口、沖縄などから多くの日本人が、ハワイに渡った。 サトウキビ畑で働く人々の、望郷の想いが生んだ「ホレホレ節」。移民のソウルが蘇る。
かつて近代日本の幕開けとともに、多くの日系人が移民として海を渡った。労働者として、仕事を求めて日本をあとにした彼らは、やがてそれぞれの土地に根付き、そこで日本から持ち込んだ古い風習や伝統文化を、「ふるさとのよすが」として大切に守り育てつつ、独自の文化をはぐくんでいった。 そんな、海を渡ったハワイの日本人が、現地のマルチ・エスニックな社会状況のなかで生み出した知られざる日本民謡「ホレホレ節」。さとうきび耕地の過酷な労働に耐え、歌い継がれてきた共同体の歌「ホレホレ節」を紹介するとともに、台湾への出稼ぎ移民や、日本のさまざまな労働歌でつづるレクチャー&コンサート。 「日本」でも「外国」でもない、いわば「内」と「外」のはざまに力強く生き続けた、移民文化の歴史に視線を注ぐ。
●ハワイで生まれた日本民謡「ホレホレ節」
ハワイ 、 ハワイと夢見てきたが 流す涙は甘庶(きび)の中
ホレホレ節は、ハワイの日本人一世が生み出した労働歌。19世紀末に日本人労働移民が組織的にハワイに送り込まれ、ハワイ各地の砂糖耕地で重労働についた。ホレホレ節は、その砂糖耕地での労働の中から生まれてきた民謡である。「ホレホレ」とは、砂糖黍の枯れ葉を手作業で掻き落としていく作業を指す。他の耕地労働に比べ比較的力がいらなかったため、これは主に女性の仕事だった。炎天下での「ホレホレ」の作業の中で、ともに励ましあい、力を合わせるために、また少しでも気を紛らわせるために、即興的にいろいろな歌詞をつけて歌われたものと思われる。ホレホレ節は、日本人移民がアメリカで生み出したおそらく唯一の民謡で、人々の間で歌い継がれてきた共同体の歌である。 七七七五調の歌詞の内容は、砂糖耕地での生活、男女関係、とばく、今後の身の振り方についての思案、ふるさとへの思い、など、当時の移民の生活に密着したもので、日本語、ハワイ語、英語が入り混じっている。 ホレホレ節の旋律は、移民の出身地であった広島、山口、熊本などの各地方の民謡が混ざり合ってできたものといわれ、耕地スタイルとお座敷スタイルの二つがある。耕地スタイルとは、文字通り、砂糖耕地で歌われたスタイル、一方お座敷スタイルとは、日本人労働者が町に出て自営業などを営み、日本人町が発達した1890年頃から、町の料亭のお座敷で芸者が歌い出したスタイルで、小唄風にアレンジされ、三味線伴奏で歌われる。耕地スタイルがゆったりと哀愁を帯びているのに対して、お座敷スタイルの「ホレホレ節」はテンポが早く、リズムも軽快である。また、ハワイ語を取り入れた囃子言葉(例:「アー そのわきゃチャッチャでヌイヌイカマアイナ(=素晴らしい土地の人)」など)が入っているのも特徴的だ。 ハワイ出身の沖縄系四世のアリソン・アラカワ(新川)は、2000年の「NHKのど自慢inハワイ」で優勝、2002年に放送されたNHK連続テレビ小説「さくら」にも出演して、さとうきび畑から生まれた日系移民の労働歌「ホレホレ節」を日本に知らしめるきっかけを作った。
今日のホレホレ 辛くはないよ 夕べ届いた 里便り
横浜*出るときゃ 涙がでたが 今は子もある 孫もある
*日本人労働移民は、横浜を出航する船でハワイへ旅立った (出典:早稲田みな子「ハワイ日系人の民謡 ホレホレ節」、立命館大学アート・リサーチセンター/アメリカンフォークソング資料保存プロジェクト) http://www.arc.ritsumei.ac.jp/folksong/

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左:フランクリン王堂 右:大工哲弘

ソウル・フラワー・モノノケ・サミット
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フランクリン王堂
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(レクチャー) |
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アリソン・アラカワ
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(ホレホレ節) |
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ソウル・フラワー・モノノケ・サミット
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大工哲弘
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(唄、三絃) |
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大工苗子
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(唄) |
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久保田麻琴
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(ギター、ベース) |
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ロケットマツ
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(キーボード、アコーディオン、マンドリン) |
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服部正美
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(ブラジル・パーカッション) |
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八木啓代
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(司会) |



<PART1:歌い継がれる「ホレホレ節」レクチャー&デモンストレーション> フランクリン王堂(スミソニアン協会アジア太平洋系アメリカ人プログラム・ディレクター)レクチャー:「民謡―ホレホレ節―ハワイの砂糖きびプランテーションの日系移民から」 アリソン・アラカワ(ホレホレ節)
<PART2:大工哲弘 移民の心を歌う> 八重山出身の沖縄民謡の唄い手、大工哲弘氏が、ハワイや台湾への移民、出稼ぎから生まれた、移民ソングを中心に歌う。 出演:大工哲弘(唄、三絃)、大工苗子(唄) ほか 1.移民小唄 2.台湾数えうた 3.雨夜花(ウヤホエ) 4.安里屋ゆんた 5.憧れのハワイ航路 6.ジャパニーズルンバ 7.生活の柄 8.とぅばらーま
<PART3:ソウル・フラワー・モノノケ・サミット ライヴ> 95年阪神淡路大震災をきっかけに誕生し、日本の労働歌、壮士演歌などをレパートリーに世界各地をめぐる、異色のアコースティック・チンドン・バンド、モノノケ・サミットによるライヴ。 1.水平歌〜農民歌〜革命歌 2.辺野古節 3.聞け万国の労働者 4.アリラン 5.ああわからない 6.くんじゃんジントーヨー 7.満月の夕 8.ホレホレ節〜竹田の子守唄 9.インターナショナル 10.東京節 w/大工哲弘 11.さよなら港 w/大工哲弘 12.ホレホレ節 w/大工哲弘,アリソン・アラカワ アンコール.お富さん
<企画制作協力>早稲田みな子(音楽学 東京藝術大学非常勤講師)



4月25日[土] 10:00
発売開始
全席自由 ¥4,000


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- アリオンチケットセンター
TEL:
03-5301-0950
営業時間:
土・日・祝日を除く10:00a.m.〜6:00p.m.
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