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■ 企画構成 |
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木戸敏郎/中村洪介/芳賀 徹/船山 隆
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■ 企画顧問 |
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柴田南雄
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■ 期間 |
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1991年7月10日〜1991年7月25日
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■ 撮影 |
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堀田正實/竹原伸治
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【企画趣旨】 第6回目の『ジプシー、そして西洋音楽』を受けて今年は、では初めて「日本」をテーマの中軸に据え、『大陸と海を渡る音−外来音楽と日本文化』というタイトルで、日本音楽の内と外の複雑な関連に光を当てることにいたしました。
日本は外来音楽の坩堝であると言われています。たしかに雅楽や聲明から西洋音楽に至るまで、この国の音楽の歴史が、外部の世界からの影響にきわめて敏感に反応しながらくりひろげられてきたことは明白な事実です。日本の音楽の歴史は、「外来音楽」の輸入・消化・創造というプロセスの繰り返しでしたが、今回の音楽祭では、日本における「外来音楽」の受容と創造のプロセスの様々な断面を切りとり、外部の世界との接触と受容から再創造されている多様な様式の音楽をお楽しみいただきます。
『大陸と海を渡る音』の企画は、「外来音楽」の受容の実体を明らかにする試みであるとともに、真の意味で、グローバルな規模で新しい時代の創造の方向を探る試みでもあります。音楽祭では、毎年のテーマを通して、音楽文化における国際交流とは何かを追求してきましたが、その問題が第7回目でいっそう深められるものと信じています。
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・ 四神相応−東京のコスモロジー
東京楽所 天王寺楽所雅亮会 南都楽所(舞楽) 眞言聲明 天台聲明(聲明) 鈴木昭男(パフォーマンス) 
・ 銀河に奏でる
江藤俊哉 小林美恵(ヴァイオリン) 金 昌国(フルート) 山崎伸子(チェロ) 園田高弘 長岡純子 中村紘子 藤井一興 梅村祐子 腰塚賢二(ピアノ) 市川多朗(テノール) 
・外来音楽と日本文化
[パネリスト]スティーヴン・アディス 川田順造(文化人類学) 中村洪介(音楽評論家) 湯浅譲二(作曲家) [司会]芳賀 徹(比較文学) 
・ クロノス・カルテット−クロス・パシフィック1, 2
クロノス・カルテット 
・ 明治の洋楽−唱歌を中心に
[講演]中村洪介 [出演]長谷川冴子(指揮) 東京少年少女合唱隊 L.S.O.T.シニア・コア 緒方 恵(ヴァイオリン) 近藤伸子(ピアノ) 斎藤 恵(オルガン) 
・ 隠れキリシタンのうた−オラショとその原曲
[講演]皆川達夫(中世・ルネサンス音楽研究) [出演]長崎県生月(いきつき)島オラショ伝承者 中世音楽合唱団 
・ 江戸の長崎、明治の横浜
竹田恵子(ソプラノ) 吉田 顕(テノール) 中村 忍(テノール) 谷 篤(バリトン) 大石哲史(バリトン) 溝入由美子(オーボエ) 萩 京子(ピアノ) 
・マンダラ−インド・チベットと日本の聲明/ジョン・ケージ「龍安寺」−聲明の声による
護法尊礼讃法會 在インド・チベット仏教ゾンカル・チュデ僧院の僧侶たち 新井弘順 海老原広伸 孤島由昌(声) 山口恭範(打楽器) 
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