■ 企画 アリオン音楽財団
■ 監修 鈴木裕之/川田順造/谷本一之/許可/小柴はるみ
■ 期間 2001年7月9日〜2001年7月30日
■ 撮影 竹原伸治

【企画趣旨】  声は、昔から文字をもたない民族にとっては、他者へのメッセージとしての大切な手段でした。それは時には呪術的な祈り、心の癒し、神への敬虔な祈り、婚礼の祝い、求婚、戦いや弔いの表意、労働のかけ声だでした。それらの声が歌となり音楽となり詩となったのです。時代と文化圏を異にするひとびとが、声を使って何を語りかけ、何を伝えようとしてきたのでしょうか。今回は、音楽の根源としての声の多様な可能性を拾い上げてみることにしました。
ロシアの大地の声を体現するポクロフスキー・アンサンブル、韓国の魂の叫びを籠めたパンソリ、西アフリカの魔術的魅惑をたたえた英雄叙事詩の語り、シルクロードの不思議な声の旅、トルコの神秘に満ちた祈りの声、日本の伝統音楽の選りすぐりの声、ヨーロッパの伝統歌唱法の粋、ベルカント唱法など、声の万華鏡をお楽しみ頂きます。

ポクロフスキー・アンサンブル

新疆風情

トルコの宗教・古典音楽




・ポクロフスキー・アンサンブル:ロシアの婚礼と大地の歌
ポクロフスキー・アンサンブル 

・サハ・シャーマンの巫儀
[お話]谷本一之  キリル・ニキフォロフ  ヴィターリ・ニキフォロフ(シャーマン) 

ペトリ・シルヴィオ(指揮)  ヒュータヤット(男声合唱団) 

・語り伝える楽師たち 西アフリカ"グリオ"の世界
ニャマ・カンテ(踊り、歌)   ママドゥ・ドゥンビア(ギター、コラ、お話)  

・カセ・マディ・ジャバテ:グリオの最高峰が語るスンジャータ大王伝説
カセ・マディ・ジャバテ(ヴォーカル)  バセク・クヤテ(ンゴニ)  ランサナ・ジャバテ(バラフォン) ほか 

・ベルカントの饗宴 ヴェルディ没後100年記念
ヴィクトリア・ルキアネッツ(ソプラノ)  佐野成宏(テノール)  ジョバンニ・メオーニ(バリトン)  飯森範親(指揮)  読売日本交響楽団 

・新疆風情〜ウイグル/キルギス/カザフスタンの名手たち
新疆ムカーム芸術団 

・神秘のイスラーム:トルコの宗教・古典音楽/イスラームの祈りの声:コーラン朗誦
キャーニ・カラジャ(ヴォーカル、クデュム)  トルコ古典音楽アンサンブル 

・山口研生 ピアノ・リサイタル[モンテカルロ国際ピアノ・コンクール優勝記念]
山口研生(ピアノ) 

・義太夫:《熊野補陀落》と《心中天網島》 /九州の盲僧琵琶と妙音十二楽/伊藤多喜雄プロデュース 継がれる声・民謡 海のうなりと大地の叫び
竹本綱大夫(浄瑠璃)  鶴澤清二郎(三味線)   石井眞木(指揮)  山口恭範(打楽器)  山本晶子(マリンバ)   永田法順  天台宗常楽院法流の僧侶たち  伊藤多喜雄6&TAKIO BAND   小沢昭一(ゲスト)   横手市金澤八幡宮伝統掛歌保存会   下諏訪町木遣り保存会 積丹町鰊場音頭保存会 


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